もろもろ雑談

犬のお寺光前寺にお参りして、犬のおみくじひきました。

お盆休み真っ只中、診察はいつも以上に混んでいるところをみると、普段はお仕事でこられない方がこの機会に来院されているようです。
みなさん、お休みの日にペットのために暑いなか、優しいですね。

さて、先日岐阜大学に用があり、そのついで?にあちこち観光しました。

その時立ち寄った、長野県駒ヶ根市のお寺、光前寺が「犬のお寺」としても有名な、立派なお寺だったのでご紹介します。

 

ご朱印にわんこ登場!

 

光前寺とは?

約1160年前に比叡山で修行された聖人が滝の中から不動明王像を授かって開かれたお寺です。徳川家はじめ多くの武将から地方寺院は破格の待遇を与えられていたそうです。

立派な杉並木の参道です。

何度かの火災を逃れたものが、宝物殿に展示されているようでした(時間が遅く残念ながらみられませんでした) 

犬のお寺なの?

村人を困らせていた怪物を退治した犬、早太郎が奉られているということで、犬のお寺としても有名です。

早太郎伝説とは?

 

今よりおよそ700年程も昔、光前寺に早太郎というたいへん強い山犬が飼われておりました。 その頃、遠州府中(静岡県磐田市)見付天神社では田畑が荒らされないようにと、毎年祭りの日に白羽の矢の立てられた家の娘を、生け贄として神様に捧げる人身御供という悲しい習わしがありました。 ある年、村を通りかかった旅の僧である一実坊弁存(いちじつぼうべんぞん)は、神様がそんな悪いことをするはずがないと、その正体をみとどけることにしました。祭りの夜にようすをうかがっていると、大きな怪物が現れ『今宵、この場に居るまいな。早太郎は居るまいな。信州信濃の早太郎。早太郎には知られるな』などと言いながら、娘をさらっていきました。 弁存はすぐさま信州へ向かい、ようやく光前寺の早太郎をさがし当てると、早太郎をかり受けるて急ぎ見付村へと帰りました。 次の祭りの日には、早太郎が娘の代わりとなって怪物と戦い、それまで村人を苦しめていた怪物(老ヒヒ)を退治しました。 早太郎は化け物との戦いで傷を負いましたが、光前寺までなんとか帰り着くと、和尚さんに怪物退治を知らせるかのように一声高く吠えて息をひきとってしまいました。 現在、光前寺の本堂の横に、早太郎のお墓がまつられています。 また、早太郎をかり受けた弁存は、早太郎の供養にと《大般若経》を写経し光前寺へと奉納いたしました。この経本は現在でも、光前寺の宝として大切に残されています。

実際に行ってみると

早太郎の像自体は小さめですが、立派な塔とお墓がありました。

きりっ

でも頭大きめのずんぐりさんですね、ちょっとかわいい

 

撮影禁止のため写真に撮れませんでしたが、本殿には木彫りの大きな早太郎がいました。

階段の先に本殿があります。

お線香をあげて、煙を浴び、お賽銭をして、ペットたちのそしてそのご家族の健康で快適な生活をお祈りしました。

木彫りの早太郎は秋田犬ほどもふもふではなかったですが、そのくらい大きな犬でした。

伝説では「山犬」ということのようですが、そもそも山犬は絶滅したといわれているニホンオオカミとの区別があいまいな動物です。

 

絶滅野性動物の辞典によると
「体長95~114センチ、尾長30センチ、肩高約55センチで、中型の日本犬ほどである。胸郭は犬のそれよりも幅が狭く、深い(上下の高さが高い)と言われている。
オオカミ類中最小の種のひとつで、特に四肢と耳介が短い。しかし、四肢の長さは長脚の犬と大差なく、日本在来の犬よりはるかに長い。すなわち、前肢の肘までの高さは、肩の端より座骨の端までの長さの2分の1位。体毛は長く、タン色を帯びたベージ色、顎・背・体側・尾の毛は先端がわずかに黒い。上下唇と頬は白色に近く、耳介後面は赤茶色、前膊下部前面に焦茶色の斑紋がある。頭骨は短小で吻は広い。」

そうです。

 

 

像が忠実に早太郎を再現したかどうかはもちろん不明ですが、少なくとも慰霊碑の早太郎は、その特徴を備えているところもあり、備えていないところもあり…霊犬ですね。

行った記念&おみやげにおすすめ

早太郎を型どった?陶器の犬みくじ。

裏に穴が開いていて、そのなかにおみくじが入っています。
なんとなく並べておくとご利益がありそうな姿。

また、せとものの鈴や根付け、お守りなど早太郎は大人気のようです。

ちりめんのペットお守りもあるので、もちろん愛犬愛猫へもおすすめです。

 

寿命が延びる水、は冷たくて美味しいアルプスの天然水。

少々いただいて帰って、おすそ分けしてあげるといいかもしれません。

 

注意

広大な敷地の一部はほぼ山です。

そのため、野性動物、熊までもが出現することがあるようです。

 
 
 
 
 
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‪【光前寺 ご参拝の方へ重要なお知らせ】‬ ‪付近で熊(クマ)の目撃情報が相次いでいます。‬ ‪危険につき、しばらくの間は境内参拝時間を短縮させていただきますので何卒ご了承ください。‬ ‪境内参拝時間・・・8時30分から16時30分まで‬ ‪時間外 境内立入禁止‬ ‪※ 早朝や夕方は特に危険です。 尚、大沼湖・家族旅行村 方面から境内への立ち入り、ならびに境内から大沼湖・家族旅行村 方面‬への退出は危険につき禁止させていただきます。 ご参拝の際には十分ご注意下さい。 ‪#熊 #くま #クマ #熊出没 #くま出没 #クマ出没 #熊出没注意 #くま出没注意 #クマ出没注意 #危険 #光前寺 #参拝

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時間外の参拝は避けた方が無難です(特に犬連れは熊を刺激しかねないので、やめておきましょう)。

また、なんだか強力な刺す虫がいるようで、油断していたらがっつり刺され、そしてまだ腫れています(蚊というよりアブとかなのかも)。

 

人も犬もしっかり虫除け対策をしてお出かけしてくださいね。

本日は以上です。

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