ペット食育上級指導士として、手作り食のお話をする機会の多い自分ですが、手作り食自体はいいところも悪いところもある、つまりはふつうなものだと思っています。
実際ペットの手作り食自体はそんなに目新しものでもなく、環境省の9年前の動画にもすでに紹介されています(4:15あたりに紹介されています)
ペットの手作り食をインスタやツイッター、FacebookなどのSNSで。
または雑誌や本、テレビなどのメディアで。
興味を持った飼い主さんが必ず考えられるのが、手作り食の「栄養バランス」と「量」です。
つまり
- ペットフードみたいに栄養バランスを計算しなくて大丈夫?
- うちのこに合った量ってどのくらい?
ということですね。

しかし、これまで何千頭ものペットをみてきましたが、自分のペットちゃんのフードがどんなもので、その量が適正なのか、ご存知の飼い主さんなんてほぼ皆無です(笑)。
(パッケージの)見た目がおいしそう (*`▽´*)
だいたいこのくらいでだいじょうぶ(と思う)( •̀∀•́ ) ✧
とみなさんご自身の感性で選ばれ、あげているのです。
つまりそこそこ健康なペットであれば、栄養バランスや量のことでそう思い悩むことはありません。
ペットのごはんは基本をおさえれば、ヒトのごはんを作るよりずっとかんたんです。


そうはいっても、まだまだ獣医師のなかでも根強い「手作り食反対派」が多くいらっしゃるのは事実です。
別にペットフードの売り上げを気にされているわけではありません、本当に手作り食で動物が病気になることを心配されているのです。
- 手作り食だと歯が悪くなる
- 手作り食だと病気になったとき困る
- 手作り食はペットフードと違って完全食(それと水だけでOKというごはん)ではない
が飼い主さんが獣医師から手作り食を反対される三大理由です(オオハシオニコ調べ)。
自分はそんな飼い主さんたちには次のようにお話しています。



とはいえ、手作り食はすばらしすぎる!と称賛するつもりもありません。

手作り食を作ること、ペットが食べてくれること、それで家族みんなが快適に過ごすことができればいいんじゃないでしょうか。
余談ですが、私はピーマンとナスが昔から苦手です。もちろん大人なので食べますが、義務として食べているのであって心が喜んでるかというと、そんなことはありません。同じことはペットにだって言えることでしょう。
手作り食も慣れてくるとだんだん大胆になり、より高度?な質問も増えてきますが。


あまり無理なさらず楽しんで、心配になったら、いやになったら、難しくなったらいつでもやめて、ペットとの生活を楽しみましょう。
手作り食のことを体系的に学びたい、仕事に活かしていきたいという方にはAPNAペット食育協会のセミナーがお勧めです。