台風がゆっくり近づいてきていますね。
先日猫ちゃんのお迎えにいらした飼い主さんご一家は、沖縄から帰るのに相当ご苦労されたようで、猫ちゃんに無事会えた喜びもひとしおのようでした。
さて、先日8月8日は「世界猫の日」だったことはご存知でしょうか?
日本人の私たちからすると、猫の日と言えばゴロ的に覚えやすい 2/22 にゃんにゃんにゃんの日!かなのイメージですが。
そもそも猫がにゃーとかにゃんとか鳴くと表現するのは世界共通ではないですし(「ミャオ」とか「マウ」とかいろいろです)、2の読み方もいろいろなので、世界が納得する?!猫の日ではないのですね。
猫の日はいつ、だれが、何をする日と決めたのでしょう?
意外と歴史は浅くて、2002年にIFAW(国際動物福祉基金)が制定しました。
よく議論されていますが、「何をする?」ははっきりあげられているわけではないのです。
そのため、何か特別な行事食(豆とかあられとかお餅とか)を食べるわけではなく、特別な飾り(ツリーとか笹とか)をよういするわけではありません。
もともとIFAWは、1969年カナダでアザラシの商業捕獲に反対する人々によって設立された、動物の商業用搾取を減らし、野生動物の生息地を保護し、環境破壊などにより危機にある動物を救うことによって、世界中の野生および飼育下にある動物たちの福祉を向上させるために活動している、大変真面目な団体です。
かんたんに言うとIFAWが目指しているのは、動物の福祉やその保護を充実させることにより、動物と人間とがよりよい社会を送ることです。
猫の日に何をするのがおすすめ?
制定した団体が内容を決めていない以上、そこは自由に!ということになりますが。
しいて言えば猫の日は、猫と人間がともによい生活を送れるようお互いを尊重し幸せに生きていける毎日に感謝し、その未来を充実させることができるよう考える日、かなと思います。
猫の生態についてもっと知る、猫に関する法律やニュースを知らべるといった勉強系もよし。
猫と一緒に何かするといった行動系(もちろん手作りごはん、いいですね)もよし。
もし猫を飼っていなくても、猫の画像や動画にいいね!する応援系もよし、と思います。
猫に優しいキャットフレンドリークリニック
日本ねこ医学会が一定の基準を満たす動物病院を、ゴールド、シルバー、ブロンズの評価に当てはめて認定している、猫に優しい動物病院の証です。 ゴールドまでになると、院内の設備に関わってくるので、なかなか気軽に取り組めるものではないのですが、ブロンズやシルバーはできることから取り組んでいけば、しぜんと猫がストレス少なく来院できる病院になるよう基準が作られています。
例えば猫が音や気配におびえることなく待つことのできるよう待合室の工夫など、キャットフレンドリークリニックには必要です。
お近くのキャットフレンドリークリニックは検索することができます。 ぜひ見てみてくださいね。
限定グッズで有名なのはカルディ
猫好きさんやカルディファンの方たちのあいだでは有名なカルディの「猫の日限定bag」。
カルディはどっちの猫の日もお祝いしてくれているようで、2/22と8/8の両方で販売されています。
猫の飼い主さんでも、たまに動物病院用として使われている方もいらっしゃいます。
毎回、バッグの色やデザイン、機能もいろいろと工夫されているようなので、つい毎回買ってしまうかもしれませんね。
現在の猫事情を調べる
猫をすでに飼っている方はもちろん、まだ飼ったことがない方や昔は飼っていた方も、現在の猫を取り巻く環境をひとつでいいので調べていたはいかがでしょうか
「猫 里親」
驚くほどかわいい子猫の画像や、おしゃれな里親団体のHP、そしてそれに対して問題を投げかける人など、1ページでかなり多くの情報が表示されます。
それだけ世間の関心があるんだなあということを知るだけでも、新しい猫への考えが生まれるかもしれません。
「猫 保護 カフェ」
猫を飼いたくても飼えない人の聖地?な保護猫カフェ。
当院の患者さんにもいらっしゃいますが、真面目な団体は真面目に猫の幸せを願っているんだなあとしみじみ感じさせられることもあります。
また、かなり政治的・芸能的に、発信力のある人なつながりをもっていると、その内部事情にいろいろと考えさせられることもあります。
なんであれ、とりあえずは猫という動物にした親しんでみるにはぴったりですよ。
「ネコ 保険」
猫も生き物、どんなにじょうぶと思っていても、いつのまにか病気になっていた・・・!ということは、とってもよくあります。
それに、貯金で対応しようと思っていても、いろいろある世の中つい使ってしまうことは多いですよね。
そして使ってしまった時に限って、猫が病気になる…ということは何度もみています。
愛猫にある程度の動物医療を受けさせたいと考えていらっしゃるのであれば、やはりペット保険はおすすめします
内容は通院にも、病気にも使えるものであれば低額なもので大丈夫です。
獣医の世界でも猫の専門医や猫の病院が徐々に増えており、その必要性は高まっているのを感じます。
しかし、やはり犬よりも来院頻度は圧倒的に少なく、まだまだ重症化しないと猫の病院受診は難しいのかなと感じることはあります。
お宅の猫のこと、周りの猫のこと、猫という動物のことを考える日として、猫の日はおすすめです。
本日は以上です。