オオハシオニコです。
春ですね。
動物病院のスタッフにとっては、一年で一番忙しい時期です。
フィラリア予防、狂犬病注射、新生活で迎えた子犬や子猫・・・健康な動物たちの予防にくわえ、季節の変わり目で体調を崩す犬や猫も多いため、だいたいどこの動物病院も混んでいるのがこの時期です。
そういうわけで、一般的にはその会社を退社するのは年度末の3月ですが、動物病院の獣医師だと忙しい時期が終わってから、7~8月まで退職を延ばすこともよくあります(新人が育つのを待つというのもあります)。
そのため、この時期に
「実は3か月後に退職いたします。」
と担当していた獣医師に言われて驚く飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、これまでのお付き合いの最後になにかちょっとしたものを・・・と考えられることもあるのではないでしょうか。
今回は、そういった節目はもちろん、ふだん何気ない日常で動物関係のスタッフがいただくことが多い、そしてとても助かる~ものについてお話いたします。
ご参考になれば幸いです。
よくお礼にいただくものはやはりお菓子
飼い主さんの旅行中のお預りのお礼、大きな手術をしたあとのお礼、闘病の末亡くなってしまったコのお礼。
日本の飼い主さんは、ちゃんとお金を払ってくれたうえに、さらにお気持ちをくださることがけっこうあります。
定期的にお預りするホテル常連さんで必ず毎回お礼のおみやげをいただく方など、本当に嬉しい反面申し訳ないです。
とはいえ、もちろん実際いただいて、いやなことはありません。
恐縮はしますがうれしい気持ちもいっぱいです。
よくいただくものは、やはりスタッフみなさんで…とお菓子の詰め合わせが圧倒的に多いです。
超有名な定番から、デパ地下限定、地方限定など色々です。滅多に行かないですがたまにデパ地下にいって偶然いただいたことのあるお菓子を見つけたりすると
と驚いてしまうことも。
動物病院スタッフは20代の若者が多いので、甘いものは男女ともにほとんど大好き。
一口サイズのものだと、年配のスタッフも遠慮なくいただけます(さくっと食べきれるので)。
○○ちゃんのお家からいただきました~というメモを見ながら、○○ちゃんの話をしながらおいしく和みの時間をいただいているはずです。
個人的によくお礼にいただくものはハンカチ
恐らく食の好みがわからないから…ということで、一個人としていただくことがおおいのは男女ともにハンカチです。
おかげさまで、社会人になるときそれまで基本タオルハンカチだったのをスーツに合うハンカチ2枚買って以来、自分でハンカチ買ったことがありません。
ある意味消耗品なので、とても助かります。
自分ではあまり選ばない柄が入っていると新鮮な気持ちになりますし、こういうイメージなのかな…と考えるのも楽しいです。
今までいただいたステキなものたち
本当にいろいろな飼い主さんがいらっしゃいました。
お手製のお弁当やお菓子を差し入れてくれたり、栄養ドリンクをいただいたあたりはかなり見た目がやつれていたのか。
世間話の中で出てきたどんな汚れでも落とせる石けんや、限定柄のリップクリームをいただいたときは驚くと同時に自分の話し方に問題がなかったか一人反省会。
足がむくむだの、お腹が冷えるだのをぽろっと言ったら、着圧ソックスや不思議なハラマキをプレゼントしてくれたり、飼い主さんというのは本当に優しい方ばかりです。
いただいたなかで1番使っているのは、五本指靴下
そんなたくさんのいただいたものの中で、実は1番使用頻度が高いのが、私の場合は五本指靴下です。
五本指靴下というと、ちょっと昔は見られると恥ずかしかったものですがいまはむしろおしゃれ!と、思われるデザイン性の、高いものが多くなっています。
いただいた五本指靴下も、しっかり指をふんばることができるのがとても気に入っていました(しかもツボ付きだったりすると、ちょっとした角があるとそこにあててマッサージもできちゃうという)。
獣医師にお礼をするなら、五本指靴下なかなかおすすめです
実は動物病院の獣医師は、手術にはいるときは必ずオペ室用サンダルにはきかえるため、意外と靴下は見られる機会が多く気になるものです。
また人の医師とちがって座って診察することはほぼなく、立ち仕事が基本のため足がむくんだりつったりしやすくなります。そんなとき五本指靴下であれば、足の指を広げたり動かしたり、自然と 血行が、改善するのでとても助かります(普通の靴下だと指が地味にちぢこまっており冷えてしまいがちです)。
参考になりましたでしょうか?
いろいろ書きましたが、実際いちばんいただいてうれしいのは、そのわんちゃんや猫ちゃんの写真だったりします。
がんばってくれたその姿をみるといろいろと思い出がよみがえり、その時のうれしい気持ち、楽しい気持ちになれるのです。