オオハシオニコです、台風が日本に迫ってきてますね、自然災害恐るべし。対抗するだけ無駄なので、停電に備えていろいろ充電しておこうと思います。
さて。まったく暑いのでまだまだ夏な気がしますが、本日こんな秋な質問受けました。
飼い主さん
知り合いのわんちゃんが、昔っから肝臓悪かったのが栗を食べさすようにしたらよくなったんですって!栗あげてもいいかしら?
栗、おいしいですよね。自分も天津甘栗大好きです、手が汚れますがあの殻を割るの大好きです。
そもそも栗はすっごく昔、それこそ縄文時代とかの遺跡からも発掘されてるくらい、人間のお役に立ってくれている貴重な食材です。
漢方的に見ると「栗」には、胃腸を元気にして気を増やす力があるとされます。また血の巡りを良くして身体を温めてくれる陽(温)の食べ物です。
ざっくりいうと、栗や松の実、クルミなどのような堅い種子実は、腎臓によい食べ物としても知られています。また、そのためタンパク質の代謝を助け、腰痛や筋肉の弱りにも良いとされています。
栗はバランスよくさまざまな栄養素を含んでいますが、その中でもカリウムとビタミンB1をとくに豊富です。
- ビタミンB1:主に炭水化物の代謝を助けエネルギーをを作り出す疲労回復効果
- カリウム:ナトリウム(塩分ですね)の排泄を促進し、高血圧や動脈効果によい効果
- 葉酸:造血作用があり胎児の健やかな成長を助ける
- 食物繊維:便秘予防
- ビタミンC:免疫力アップ(でんぷんにくるまれるため過熱してもこわれにくい)
- ビタミンB2:細胞の成長を促進し、老化予防によい
- ビタミンB6:アミノ酸合成や代謝を助ける
- タンニン:老化防止・がん予防
とかなり栄養価の高い食べ物ですね。肝臓の数値が改善したのは、これらのどれかが体に必要だったのかもしれませんね。
タンニンは渋さ、つまり渋皮に多く含まれているので、人でしたら渋皮煮もいいですね。犬や猫は消化不良をおこすでしょう。
獣医オオハシ
とはいえ、栗は糖質の塊です
あげすぎ注意~!
ではまた。