オオハシオニコです。
9月になっても暑いですね、「観測史上初」があちこちできかれます。
先日「栗」の話をしたら、今度は「シソ」のことをきかれました。
大葉さわやかな風味で清涼感があっていいですよね~・・・ってそれは人間の話。実際エッセンシャルオイルは危険という事例もありますし、ハーブ系(大葉=シソ=和風ハーブ)は心配になりますよね。
実はシソはじつはなかなか役立つもので、特に注目すべきは最近「体にいい油」として注目されているエゴマ油や亜麻仁油と同じオメガ3脂肪酸の「α-リノレン酸」を多く含んでいる点です。
「α-リノレン酸」は、体のなかでDHAやEPAに変換され、皮膚の炎症を抑えたり、血液をさらさらにしたり、乾燥による皮膚の痒みを防いだりするのに役立ちます。
またアルツハイマーの予防に役立つロスマリン酸が含まれることが判明し、人で予防実験も実施されています。残念ながら犬の認知症は人とは異なるタイプもあるため、まだその効果は未知数ですが、研究開発される余地は十分ありそうですね。
葉っぱ一枚のカロリーなんてたかが知れていますから、ごはんのトッピングとして~、一日摂取カロリーの20%まで~、と真面目に計算してみるとすごいことになります。
肉食に近い雑種の犬にこんなに葉っぱ(植物)を一度に食べさせたらおそらくは、吐いて、下痢して大変なことになるでしょうが、それはどんな植物であれ起こりうる量である、ということをご理解くださいね。
やはり大葉、シソは薬味ですよ。
そもそも論でいうと、こちらのわんちゃんは庭に出るたび「何か」を食べているようですが、植物はやはり毒性があるものがあります。
これまで何度か庭の植物を誤食して具合が悪くなったこを診ていますが、代表的なものをまとめました⇩⇩
よくお庭に生えていて注意が必要なもの
- クリスマスローズ
- ヒヤシンス
- ゆり
- 朝顔
花だけでなく、葉や種、根も危険であるためお庭のお手入れをしたあとは、きちんとペットの届かないところに片づけましょう。