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ペットの処方食を変える方法:プロが解説

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10月を無事に迎えました獣医のオオハシオニコです。

何が無事かといいますと、大病したとかではなく9月30日が本当に本当に本当に忙しかったからです。

何にそんなに忙しかったかと言うと、増税前駆け込みの薬やフードの注文、そして検査や診察、極端なところでは手術!にこの一か月忙殺されていました。

 

 

増税前で動物病院大忙し

消費税が8%から10%に上がるこの時、わずか2%されど2%。1万円の2%は200円、10万円の2%は2000円です。同じものを同じところで買うのであればもちろん安いに限りますよね。

 

そう考えられた飼い主さんたちが、9月の半ばから月末にかけてかなり多くいらっしゃいました。9月終了時間ギリギリまで飼い主さんが絶えることなく、9月30日はいつもの診察時間をゆうに過ぎてもまだまだ待合室にいらっしゃる飼い主さんが多くいらっしゃいました。

 

さてそれで明けた10月の1日、週初めの火曜日ということもあり緊急でいらっしゃる患者さんも少なめでした。また薬をまとめて持って行こうという方もあまりおらず。久しぶりにとても平和な一日でした。

 

増税前の特に購入されたのは処方食フード

いまさらあたりまえのことなのですが、犬や猫、特に大型犬の飼い主さんがそのペットに支払っているフード、つまり日々欠かすことのできないごはんのお金というのは、非常に高価なものであるということです。

とくに処方食はただでさえ一般食に比べ高価であるところを、たくさん食べなくてはいけないわけですから。

 

そのためなのか、今回の増税をきっかけにごはんを見直したい飼い主さんがいらっしゃったようで、ここ最近は栄養相談を主訴にした診察が多くありました。

 

ペットの処方食を変える方法

処方食の良い点としてはその病気に最短で効果が現れるというところにあります。

そのため一定期間例えば2週間は処方食をきっちり食べてもらった後、その後は他のごはんや手作り食と半々にしたり、より安価なごはんにシフトしていくということもできます。

 

 

いま食べている処方食を

  • いつから
  • なんのために
  • どのくらい続けているのか
  • もともと食べるようになった原因はいまどうなっているのか

をひとつひとつ確認し、まずは今そのペットが処方食を取り入れた治療のどのあたりにいるのかを判断します。

例えば、お腹が弱いこがさんざん苦労してようやくぴったりあった大好きなごはんをみつけたのであれば変える必要があるでしょうか。

また、数年前に太っていたためにダイエットをするために食べ始めたごはんで見事減量したものの、惰性で食べ続けいつのまにかおやつもばっちり食べてるの~というねこちゃんは、減量ごはん+おやつではなくふつうのごはんだけで体重維持できるかもしれません。

 

飼い主さん
飼い主さん
そんな、これからどうすればいいかなんて、私にはわからないわ!

獣医オオハシ
獣医オオハシ
そうですよね

 

そのために、ペットの専門家(ペット栄養管理士や食育指導士、動物看護士など)はいるのです。とくに病気の治療としてごはんを取り入れている場合は、獣医師の診察を受けることがやはりいいでしょう。

そのこの今の状態を知るために、そのこの全身チェックはもちろん血液検査やレントゲン、超音波やアレルギーのための食物負荷試験などさまざまなものが必要になることもあるからです。

 

大切なお金を大切なペットのために有効に使うため、ネットをさまようよりも信頼できる専門家に相談することをおすすめします。

 

 

とはいえ、ネットにはネットの限定グッズもあったりしますよね。

ちょっとほしかったりもしますよ…

 

 

本日は以上です。

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