ペットフード

プロがおすすめ:犬にも猫にもより効果的なウェットフードのあげ方!

オオハシオニコです。

総合栄養食であるペットフード。
その開発と改善のおかげで、たくさんのヒトが気軽にペットと長く暮らすことができるようになりました。
ご存知のように一番一般的なカリカリ、ドライフードのほかにもセミドライフード、ウェットフードなどいろいろな種類がいまは豊富です。
そのなかでも、どう考えてもコスパの悪い缶づめウェットフード、価格が高めの理由と、それでもペットのプロとしておすすめする理由を語ってきました。

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缶づめウェットフード推し、今回は、そんなせっかくの缶づめウェットを、さらに効果的にするおすすめのあげ方のお話しです

飼い主さん
飼い主さん
効果的?

獣医オオハシ
獣医オオハシ
はい、保存の方法やあげ方を少し工夫すると、よく食べてくれるし、いろんな病気の予防になるんです

飼い主さん
飼い主さん
それ、ほんと?!

保存するときにやりたいおすすめのあげ方

飼い主さん
飼い主さん
うちのこ、開けたての缶づめじゃないと食べてくれないんです~

 

たまにきくお話ですね。

缶を開ける
→ それまで密閉されていた中に外から微生物や細菌が入る
→ 中身の食品の種類によっては、腐りやすくなる
→ できるだけ早めに使い切る(だいたいのメーカーさんの推奨は2~3日です)

とはいっても、犬は10kg以下、猫も5kg以下がほとんどの日本では、猫の小さめの缶でもない限りなかなか一度に使いきるのは難しいです。

大手メーカーの製造している缶づめウェットは、使い残した場合缶のまま冷蔵庫にいれて保存することが勧められています。
内側が塗装した缶の場合は、そのまま冷蔵庫に入れておいても差し支えないわけですね。
しかし冷蔵庫に入れても保存は2~3日程度なのでそこは注意が必要です。

外国産やオリジナル製品の場合は、ヒトの食用果物缶のような内面を塗装していないブリキ缶に詰められている可能性があります。その場合、開けてから缶のまま置くと、空気に触れて缶の内側のスズがとけやすくなるので、必ず別容器に移し替えてから冷蔵庫に入れることが必要になります。

缶詰めの内側に使われているコーティング剤についてもっと知りたい方はこちらをどうぞ。

缶づめはなるべく開けたてと同じ状態で保存することで味が落ちるのを防ぐことができます。
ちょっとひと手間にはなりますが、保存する表面をラップでぴったり覆い、さらに密閉容器で冷蔵庫にいれるとグルメなわんちゃん猫ちゃんも納得してくれます。

たまーにお見かけしますが、取り分けたスプーンを一緒にいれたまま保存するのは、ウェットフードが傷むのを応援していることになりますので、やめておきましょう。

あげる前にやりたいおすすめのあげ方

冷蔵庫から出した缶づめフードは、何かの方法で温めましょう(電子レンジが手軽でおすすめですが、アンチ電子レンジの方も意外といらっしゃるので、湯煎とか蒸すのでもいいと思います)。
電子レンジで温める時のポイントは、やりすぎないこと。
機種によって違うので「何秒」とか言えないのですが、様子を見ながら10~20秒ごとに行うのが安心です。

以前実習生の学生さんに、入院しているコのウェットフードのあたためを
「様子見ながらやってね」といったら
「はい!」と元気にフードを爆発させてくれました(お弁当と同じかんじで、1~2分でいこうと思ったようです)。

何はともあれ、ウェットフードが全体的にちょっと温かいかな?くらいの感じにしたいので、ちゃんと全体をかき混ぜてあげます。
一ヶ所だけ冷たい!とかヒトでもイヤなものですよね。

あげる時にやりたいおすすめのあげ方

少しでいいので、缶づめウェットフードにぬるま湯を足して少しゆるくのばします。
いきなりびしゃびしゃのお茶漬け状態は、ペットがびっくりして食べないかも(ナニコレ的な)なので、ばれないように毎日ちょっとずつ、がポイントです。
かためで炊いていたごはんがある日気づいたら雑炊になってるー…イメージです。

みなさん現代人はお忙しいので、手っ取り早く「お湯」といわれると、電気ポットとかティファールとか、最近ではウォーターサーバーとかのかなりの熱め、熱湯にちかい温度のものを混ぜてしまいがちです。
しかしタンパク質は60℃くらいで固まる性質をもっています。
60℃は・・・お湯だと、大人が「あつっ」と思いますが数秒なら触っていられる温度です。
ちなみにお風呂のふつうの温度は40℃前後、70℃になるとほとんど触りつづけることはできません。

つまり、自分が触ってアチッ!とさわってられないような温度のお湯をウェットフードにたしてしまうと、栄養素がどうとか以前に、タンパク質変性を起こすので、もはやちがうお料理になってしまいます。

熱湯には必ず水を足し、触れる温度になってからウェットフードに足してあげてください。

あげた後にやりたいおすすめのあげ方

ペットフードをあげるとでありがちなのが、犬や猫がそのときいっぺんに食べず、後からもそもそ食べていつの間にか全部なくなっているパターンです。
出しっぱなしにしておいたらいつのまにかなくなってるわー、というあれです。

最終的に食べてくれるのであれば、それでいいじゃないという考えもあると思います。
しかしプロとしては、夏場や梅雨の時期にはフードは傷みやすいものですし、全体量がわかりづらくなるため太りやすくなります。
また区切りがないためハミガキの習慣がつきずらいいのも問題なので、食べなかったら10分ほどでさっさと片づけてほしいところです。

でも残ってるともったいないしな…となりがちなところを缶づめウェットフードであれば「悪くなるかも…」とふんぎりがつきます(ドライフードだと「まだいけるかも・・・」とついつい思ってしまいますね)

病気になったときの薬をあげる時、ごはんに混ぜる場合はまず少量のおいしいウェットフードに薬を混ぜ、一番おなかが空いている一番最初にそれを与えて、食べきったのを確認してから残りをあげる、とスムーズです。

こんなときにも、毎回食べきる習慣は助かります。

獣医オオハシ
獣医オオハシ
次は缶づめウェットフードをおすすめする最終回として、水分をたくさんとることについてのお話しです。

 

本日は以上です。

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