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コードを咬むと起こる感電事故!犬猫ウサギフェレットも要注意

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オオハシオニコです。

春になると、新しい家族=仔猫や仔犬を迎えられる方が多いですね。
毎日がより楽しくなる反面、飼い主さんとして身を引き締めていただきたいこともあります。

そのうちのひとつ。
飼い主さん次第で防げる事故、感電事故についてお話しします。

感電事故とは?

ここでは犬や猫、またはウサギやフェレットが、何らかのきっかけで感電を起こしてしまうことをさします。
90%は電気のコードを咬んでしまうためにおこり、だいたいが比較的高圧の、コタツや電気ストーブ、電気カーペットのコードを咬むことで起きます。

なぜコードをかじると感電するの?

一般的な家庭用電機器具のコードは、ざっくりいうと「行く方」と「帰る方」の2方向の電気コードが中に入っています。細い電線がねじねじされて、より合わさり、それが絶縁体(電気を通さないテープなど)で包まれて、柔軟性と耐久性をもつ電気コードになっているのです。

このコードの歯触り?が、犬や猫やウサギやフェレットの大好物なようなのです(時によってはヒトのあかちゃんも)。
夢中になってかじっているうちに、絶縁体から電線がむき出しになり、さらに逆方向の2本が接触することで火花や感電がおきてしまいます。

感電するとどうなるの?

電流が体のなかを通るため、体の組織がやけどのように傷ついてしまいます。
傷の程度は、眼で見える範囲では軽く見えても、体の深い部分にある筋肉や内臓などに広がってしまうことがあります。

  • 皮膚が傷つけばやけど
  • 神経が傷つけば手足など感覚の障害
  • 心臓が傷つけば不整脈
  • 肺が傷つけば肺水腫

傷ついた部分によって、症状はいろいろです。
しかし重症の場合、またもともと持病がある場合、感電したその場で不整脈によって死に至ることもあります

感電?!のときどうすればいいの?

動物の悲鳴をきいて慌てていってみたら
キズのついたコードがある!
コンセントタップがヨダレで濡れている!
ときは、感電が疑われます。

元気そうにみえても、血が出てなくても、とりあえず動物病院にいきましょう
呼吸や脈拍の状態、一般身体検査、感覚神経検査、持病があるコは血液検査やレントゲン検査が必要かもしれません。

感電事故を防ぐため飼い主することは?

整理整頓とそうじです。
ごちゃごちゃの部屋では、何がどうなってるのかよくわかりません、動物にとっては危険がいっぱいです。

  • 部屋を片づける
  • 目につくコードは隠す
  • カバーする
  • コンセントから抜いておく

ことを、心がけましょう。

感電の影響の大きさは
「流れた電流の大きさ」
「流れた時間」
「流れた経路(体の部分)」によって変わります。
電流の大きさによる症状でヒトのデータは次のとおりです。

1mA:感じる程度
5mA:痛みを覚える
10mA:我慢できない
20mA:痙攣、動けない
50mA:非常に危険
100mA:致命的

実際に家の中で感電するとどのくらいの電流が流れるのか計算をしてみます。

電流が入る部分の皮膚抵抗→約2500Ω(オーム)
血液、内臓、筋肉などの体内抵抗→約1000Ω
足もと床との抵抗が(これは、条件により大きくかわりますが)→1000~3000Ω
全部で約4500~6500Ω。

100Vを使っている場合は
100V÷5500Ω=0.018A(18mA)となります。

 

どうかんがえても痛そうですね…。

 

オオハシ
オオハシ

感電は100%飼い主の責任による事故です。

「かじっちゃだめ!」とか言う前に、しっかり安全対策を行いましょう。

どうしても隠せない(こたつのコードとか)には対策グッズを使うのもありですね。
本日は以上です。

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